有効求人倍率：全国平均上回る １９カ月ぶり、０．０６ポイント上昇０．８５倍 ／栃木

有効求人倍率：全国平均上回る　１９カ月ぶり、０．０６ポイント上昇０．８５倍　／栃木
毎日新聞 7月5日(木)11時54分配信

　県内の５月の有効求人倍率（季節調整値）について栃木労働局は、前月を０・０６ポイント上回る０・８５倍で、５カ月連続で改善し、１０年１０月以来、１９カ月ぶりに全国平均を上回ったと発表した。東日本大震災以降、被災地での人員派遣要員として新規求人者数が増加傾向にあり、新規の倍率は１・５５倍と前月を０・１５ポイント上回った。１・５倍台となったのは０８年７月以来４６カ月ぶり。労働局は「６月はこれ以上の伸びは期待できないが、回復基調は今後も続く」と分析する。
　有効求人倍率の全国順位は前月の２３位から１８位に。新規求人数は前年同月比３３・６％増の１万２２１３人で、堅調に推移している。
　また同局は、１１年度個別労働紛争解決制度施行状況も発表。総合労働相談件数は前年度より６６０件少ない１万２３５２件（５・１％減）となったものの、高止まりが続く。